【占い当たる】と【占い当たらない】とは?
占い師は自分の鑑定結果は当たると考えています。そして【占い】鑑定結果をさまざまな方面から解釈をしていきます。依頼者の状況を熟考勘案して、結果を正直にお伝えし。指南やご指導しべき点があれば、簡潔に、かつ、わかりやすく丁寧に行います。
占い師の目から見た『占い当たる』『占い当たらない』とのケースをお伝えします。
『占い当たる』
占い当たるはこんなケースがありました。
◯相談者は選ぶべき職業に悩んでいました。
選択すべき職業は、今までやってきたスナックとマッサージ業のどちらを重視して、これから自分の生活を進めるべきかとの二者択一でした。
スナックは繁盛した開店時とはちがって、いまでは、閑古鳥です。そのため、相談者はマッサージの技術を習得しており、ときどき知り合いのお店やホテルでおこなっているのが今の状況です。
占いをしましたところ、マッサージ業がよりよいと出ました。
さらに、選択した職業には、注意すべき点があるとの教示がありました。それは、『状況に従え』との教示です。
相談者は、人が多く売上の多いホテルの専属にと考えていましたし、その誘いもありました。
占い師としては、@マッサージ業がよいこと。Aホテルの専属として働くマッサージ師であるなら、ホテルの環境やホテル側の状況にあわせた行いをすべきこと、をお話しました。
その後、本人はスナックから離れ、ホテルの専属のマッサージ師として働きました。仕事は順調で、『おかげさまでマッサージ師として楽しく充実した毎日です。スナックは娘が細々とおこなっています』とのこと。
スナックは娘が行っているということは、二人でスナックを経営しているとのことは相談時言わなかったのに考えましたが、マッサージ業が上手くいっており、占い師としても、嬉しい状況です。
その後、相談人からホテル側への不満が出てきました。
それは、マッサージを受けたお客さんやその他のお客さんにも、自分の経営するマッサージのパンフレットを渡したそうで、そのことで、ホテルからクレームがついたというのです。
『私はホテルに行ってマッサージをしているが、依頼があれば行っているので、パンフレットぐらい渡してもいいではないか』との言い分です。
たしかに、相談人はホテルと契約している個人マッサージ師です。
業務契約する上でしっかりとホテル側と確認すべきでしたが、反発せずにホテル側と話し合いしてほしいこと。また、ホテル側の状況に従うことがたいせつですと占いの結果を再確認していただきました。
占いは進むべき道のりの吉凶を出すものでも、教示もありますので、よりよい未来に出会えるように活かすべきです。
『占い当たらない』
なぜ、占いは当たらないのかのケースをあげます。
◯ある日、あなたは、占い師から『あなたの今日(25日)運勢は、物事がすんなりと運べる運のいい日である。』と鑑定を受けました。
今日(25日)、あなたは、銀行でお金を引き出そうと思い、自家用車で自宅を出てました。
さて、利用するここの都市銀行は、中心部にあるため、たいていは順番待ちで、連休前や年末ともなると、15人以上も並び、時間も20分以上かかることもあるのです。
さて、今日、銀行の地下駐車場に車をとめ、1階の現金引き出し機にのコーナーに来ました。
運良く、現金引き出し機の5台のうち1台は空いていたので、順番を待つことなく現金を引き出ししました。
あなたは、現金を引き出しして、後ろを見ると、なんと10人近くの人が順番待ちでならんでいました。
ほんの、ちょっとの時間の5分足らずでこんなに違うのかとびっくり。
あなたは思いました。占いのとおり『今日は物事がすんなりと運べる運のいい日である。』と。
帰りです。
地下駐車場から道路に出る時は、出入り口が信号機の近くにあるため、スムーズに出入りできませんが、今日はすんなりと車が出れました。
ふだんは混んでいる帰り道での交差点右折もスムーズに行きます。
あなたは、ますます、確信します。占いのとおり『今日は物事がすんなりと運べる運のいい日である。』と。
車での帰りの国道片側2車線の道路の通行の進み具合もスムーズです。
ほんとうに『今日は物事がすんなりと運べる運のいい日である。』と感じます。
あなたは、片側2車線のうち右区分車線を運行していました。
ちょっと、右区分車線がつまり気味なので、
いま左区分車線に移ろうと遠くを見ると定期バスが3台並んでいます。
ここで、あなたは、占い師の答え『今日は物事がすんなりと運べる運のいい日である。』から、左区分車線でもスムーズに進めるはずであると考えます。
あなたは、左区分車線に移りました。
ここで、一旦解説します。
実は、ここで左区分車線に変更することが問題なのです。
定期バスが3台並んでいることは、バス停ではバスが停まり、左区分車線はスムーズに車は流れません。
ふだんのあなたの行動【運転】でなら、バスが3台並んでいる車区分線は敬遠して右区分車線を選ぶはずです。
あなたは占い師のことばを過信【非常識ある考え】して、『今日は物事がすんなりと運べる運のいい日である。』から、左区分車線でもスムーズに進めるはずであるとし、左区分車線に車線変更したのです。
【解説終わり。】
あなたは、左区分車線で運転を続けています。
すると、バス停で定期バスが止まりました。
定期バスが3台のうち、最後列のバスにさえ、乗車、降車客がいなくても、バス亭では止まらなくてはなりません。
左区分車線は渋滞しました。
あなたは、『今日は物事がすんなりと運べる運のいい日である。』が間違いだと思いました。
でも、占い師が出した鑑定の結果は間違いではありません。
あなたの行動での占いの結果にあぐらをかいた、通常では行わない行動『左区分車線に移った』ことがよくないのです。
『今日は物事がすんなりと運べる運のいい日である。』とのことばに慢心してとった行動がよくないのです。
占い師は、占術により『あなたの今日は、物事がすんなりと運べる運のいい日である。』と感覚はつかめ教示しましたが、あなたのすべての行動の規制や操作をすることは不可能です。
占い師のむつかしさは実はこの点【占い結果を出した後の本人の行動】にあります。
矛盾しているようにみえますが、占い鑑定結果と本人の行動は異なることがあることで、占いは結果としては当たらないこともあるし、当たることもあるのです。
なお、電話占いは、確実に占い当たるものではなく、占い当たらないこともあります。